矯正治療について

キレイな口元、さわやかな笑顔は、その方の印象を決定付けるものといっても過言ではありません。
しかし、現代人の顎は小さくなる傾向にあり、本来生えてくるべきスペースがなく、歯が正常に出てこられず、歯列が乱れてしまう人が多くなっています。そのため「子供の頃から口元にコンプレックスを持っていた」という方も少なくありません。
歯並びや噛み合わせの善し悪しは、成長段階で決まることがほとんど。特に顎関節の発育に大きな影響を与えているので、大人になってから矯正治療によって歯並びは改善できますが、変形した顎関節を正常に戻すことは大変です。小さい頃からお口の健康管理と環境整備を早期に治療することが重要になります。ご家族の関心や理解が必要です。
あまり知られていませんが、噛み合わせの問題というのはお口の中だけにとどまらず、全身へ悪影響(耳鳴り、片頭痛、肩こり、腰痛など)を与えることがあります。ですから矯正治療の目的は、単に見た目をよくすることだけではなく、正しいかみ合わせを作ることによって美味しく食事ができ、発音が明瞭となり、全身の健康を回復させることにもつながるのです。もちろん歯並びの審美と口元の審美も改善されます。